タイラント日記

映画や小説について書きたくなった時だけ書きます

キミスイはセカチューになれるのか?妄想会議編:【君の膵臓をたべたい】

さて、実際に出版社が第二のセカチューを狙っているのか?という僕の下衆い邪推はおいといて、汚れたおっさんの心の琴線にもヒットする君の膵臓をたべたい通称キミスイ。この日記は「これ映画化するんじゃね?」という全くの個人的妄想をもとに進められておりますので、本気になって文句とか言わないで下さい。困るので。ただ単に困るので。大事なことなので二回言いました。

頑張れ邦画界!いやマジで頑張れ

さて、本当にキミスイを映画化するのであれば、ちゃんとこの「作品」を映像化してほしいなあと切に祈っております。だってさ、邦画の青春映画って良くも悪くも「低予算で作れるから作っといたよ?」とか「とにかく主人公が死ねばみんな泣くっしょ?」みたいな。素晴らしい「作品」を作るというより食べるための「お仕事」を作りました、みたいな、なんというか妥協感を感じることが正直多いんですよ。完全なる邪推なんで真剣に仕事されてる方々には本当申し訳ないですけど。お手軽に作りました感というかね。勿論これで名前出すと色々アレなので絶対書きませんけどね。燃えちゃうから。確実に燃えちゃうから。大体僕なんかはもうおっさんなので、どんな駄作でも登場人物が死にゃ泣くことは泣くんですよ。ていうか本線に全く関係無いペットが死んじゃう描写ですら泣きますからね。でもそういう起きた出来事で泣くのと物語で泣くのは全く別だろと。大違いだろと。天と地。月とスッポン。雲泥万里。泣けば満足するとかそんな訳ないだろ!もっと真剣に作れよ!というね。誰に向けて言ってるのか分からない一人言ですよ。ねえ。もう少し頑張ってくださいよマジで。5本観ても普通の当たりが1本あるかないかの邦画の現状。今後マジでヤバいと思いますよ。ぶっちゃけ最近は映画館で観るのが大好きな僕ですら、特定の監督作品以外で映画館行くの躊躇しますもの。金の無駄かなって。キミスイが映画化するのであれば期待せざるを得ないし、おそらく僕は観に行くでしょうし、ぜひ気合いれて作って頂きたい。実はもう動いてるんじゃないですか?(笑)という疑いを持ちつつね。その時はぜひ真剣に期待の若手オールスター出演!ぐらいの勢いでお願いしますよ。マジで。

輝け!第一回妄想キャスティング会議

友達いない子がよくやる「もし俺がこの作品を映画化するんなら〜」ていうアレね。それが妄想会議。これが楽しいんですよ。ちなみにオールタイムベストで考えるんだったら、もう主人公の男の子は決まってるんです。若い時の安藤政信。これもう確定。この主人公のちょっと斜に構えた感じを完全再現してほしかった。でもオールタイムベストだと桜良のほうが結構難しいんですよね。ロボコンの時の長澤まさみは割と近いんですけど、それこそ彼女はセカチューのイメージ強すぎますからね。ただ君を愛してるの時の宮﨑あおいとかも良かったなー。人のセックスを笑うなの時の蒼井優とかチャーミングでしたけどちょっとイメージ違うな。あとはまあ古いけど秘密の時の広末涼子とか。映画自体はアレでしたけど、あの頃の広末のかわいらしさは南半球に響き渡りますからね。まあこんな感じでオールタイムベスト妄想も進むんですけど、やはり今映画化するなら?!を真剣に考慮していきたいですよね。僕以外の誰の得にもなりませんけど。

 

さてズバリ。興行的に考えると登場人物が少ないですし、映画だけの新たなサブストーリーとかそういう余計なものはつけてほしくないので、メインキャスト2人にはネームバリューを持たせたい。となると主人公はちょっとモサくてクラスで一人でいても似合いそうな感じ…染谷将太か? 福士蒼汰だとちょっとスタイリッシュすぎる気がするんですよね。こいつ一人でいたってモテんだろ的な。あと個人的イメージでは本郷奏多が一番近いんだけど、ちょっとひねすぎてるような気もなあ…という。まあ主人公はこのどっちかで。そして桜良ですよやはり。これが迷う。かなり迷う。ネームバリューで考えればもう能年玲奈広瀬すず二択なんですけどね。個人的には陽だまりの彼女の中学時代イメージの葵わかながドンズバ本命。あのイメージ。ここまでで分かる通り、ビジュアルは完全にショートボブを考えております。すまんな。でも実際どうなんだろ。そこまで桜良の決定的な外見描写ってなかったような気がしたし、全然ショートボブでいけると思うけど。どうですかその辺は。

 

そして主人公に立ちふさがる桜良の友達。これはもう少し若かったら石橋杏奈で確定ですけど、さすがにちょっと年齢的に厳しい。だからそうなると小松菜々か橋本愛あたりを推したい。気が強そうというファクターを重視。どっちもこの程度の脇役オファー受けなそうですけど。そして主人公にガムくれる友達は池松壮亮イメージなんですけど、こちらもちょっと年齢が厳しいので、現実的に考えると西井幸人あたりですかね。鈴木先生の時けっこう良い味だしてたし。んで一瞬出てきて鮮烈に嫌な印象を残す桜良の元カレには、もはや主役クラスのオファーしか受けなそうですけど窪田正孝でお願いしたい。浅利陽介も捨て難いんですけど彼も年齢的に考えるともう厳しいか?って。だったら窪田正孝だろ!みたいな。彼には若い時の忍成修吾に近いものを感じるんですよ。疎まれてこそ輝くオーラを(笑)。とりあえず主要キャストはこんな感じですね。桜良のお母さん役には演技力があり、なおかつ可愛い雰囲気が残ってる人にお願いしたい。ということで薬師丸ひろ子とかですかね。原田美枝子とか風吹ジュンは好きなんだけどちょっと歳行きすぎかなーと。逆に主人公の母親は老けメイクしてもらって平岩紙で確定です。ひょうひょうとしたイメージがドンズバです。となるとやっぱり歳のイメージ合わせて薬師丸ひろ子が適任なんでしょうか…。

 

そして最後に監督なんですけど、これが一番迷うんですよ、監督。個人的にはちょっと横道世之介に通じるものを感じた部分があったので、だったらそのまんま個人的にも大好きな沖田修一を推したいんですけど、クライマックスの描写がちょっと想像つかないなと。あのテイストでどうやってキミスイのクライマックス撮るんだろう、というね。期待もあるし不安もある的な。ツボにはまれば犬童一心も捨てがたいんですけど、こっちはハマらないと割と悲惨ですし(笑)。素晴らしい原作を映画化することに(僕の中で猛烈に)定評がある中村義洋なんかも素敵ですね。うーん迷います。監督はちょっと保留にしときますね。思いついたら追記しようかな(笑)

 

という訳で全く業界に関係無い大人が真剣に映画化を考える妄想会議いかがでしたでしょうか。僕は今ちょっと読み直してドン引きでしたけど。いい歳して何してんだお前って感じです。でも楽しかったしなんかあったらまたやろうと思います。あーなんか疲れた。すごい疲れた(笑)

おまけの妄想話

ちょっと横道世之介で思い出したんですけど、この小説って男女の違いはあるんですけど、なんとなくノッキンオンヘブンズドアーにも通じるものがあるような気がしました。長瀬智也リメイク版じゃなくて、ティル・シュヴァイガーのドイツ版のほう。太宰府への旅行部分はロードムービーっちゃあロードムービーですし。友情以上愛情未満みたいな感じとか。どうでしょう。これに同意してくれる人とは色々話が合うと思います。まあ合ってどうするって感じですけども。